
design: STUDIO SURUME(菊池 光義、増田 佑佳)
φ254×d50mm
585g
プライウッド、ガラス
とまり木の時計 モンキチョウ
時計の針に、葉っぱと昆虫をモチーフとした掛け時計。1時間に一度、分針と時針が交差するときに昆虫が葉っぱの上で羽を休めます。ふと時計を見上げた時に、葉っぱの上で休憩する彼らの姿に出会えたら、何だか少し良いことがありそう。時計の針を葉っぱと昆虫に見立てることで、素敵な物語が生まれました。
- Designer's message -
インターネットや SNS・情報網の発達によりいつでも何処でも連絡を取れるようになり、あらゆることにスピードが求められつつある昨今。私たちは何かの約束や締め切りなど、時間に追われているときに時計を確認することが多くなってきています。それは仕方のないことだけれど、時間に追われているときこそ気持ちを落ち着かせることは大切。忙しくて慌ただしく時計を見上げたとき、昆虫が葉っぱの上で休憩していたら少しだけ心に余裕ができる気がしませんか。あと少しで昆虫が葉っぱにとまりそうなんてときは、何もせずにぼーっと時間が過ぎるのを眺めてみたくなるかもしれません。時計の針に葉っぱと昆虫の意匠をあしらうことで、単なる針の交差が「昆虫が葉っぱの上で羽を休める」という素敵な物語に生まれ変わりました。これは私たちの時間に対する感覚をちょっとだけ見つめ直させてくれる時計です。もちろん、時間には余裕を持った方が良いですけどね。
STUDIO SURUME